ギターをあきらめいた私にも弾き語りができるかも
そんな淡い期待を抱かせる、秀逸アプリがリリースされたので紹介します。
メイン画面では、パッドと呼ばれる、ギターのコードが書かれた扇型のボタンが並んでいます。このパッドの一つを押して、エアギターのごとく振ってみる(チュートリアルでは扇ぐように振るのが良いと教えてくれますが)と、なんとも美しいギターの音色が響きます。
ギターの音は振った通り鳴るというよりは用意されたいくつかの弾き方パターンにしたがって、ジャンジャジャーン、であったり、ジャンジャジャンジャジャッジャであったりという鳴り方をします。
また、「リズム」というドラムなどの伴奏機能があり、これがまた楽器ダメユーザーをその気にさせてしまいます。
チュートリアルで優しくレッスン
インストール直後は、チュートリアルが始まって、手取り足取り弾き方を教えてくれます。いわゆる普通のアプリで初回起動時だけ動くチュートリアルとはわけが違っていて、かなり本格的に教えてくれるレッスンといったイメージです。少し長めですが、一度は一通り見て実際に動かしてみることをお勧めします。
とにかく丁寧で、 実際の画面上のどの部分をタップして演奏できるのか、で、どういう結果が得られるのか、ちゃんと教えてくれます。
しかも褒め上手ときています。その気にならざるを得ませんw。
チュートリアルの最後には、「聖者の行進」が一曲弾けるところまで、スキルアップできるようになっています。
練習は必要、でも練習もまた楽し
ジャカフルは、ある程度本格的な演奏も可能なよう、操作の自由度がある程度持たされているためか、練習しないとうまく演奏できない(ただし、ギターほどではないのは間違いない)のは事実ですし、コードとはどんな感じのものか、程度の最低限の音楽知識は必要とされますが、はじめにちょっと触ってみた時に、これならイケるんじゃないか(ギターは無理でも)、と思わせるモチベーションが持てます。
また、当然ですがスマホアプリですから、ヘッドフォンをつければ家族の寝静まった夜中でも、四畳半一間のアパートで近所の迷惑が気になる人でも、練習ができます。さらに、iPhoneを振らずとも音がなってくれるモードも用意されているので、通勤電車でも人知れず練習が楽しめるのです。
とにかく音がいい
初めてスマホを振って音を鳴らした時のリアルな音にとても感動しました。このアプリで遊んでいて気持ちいいのは、そのリアルな音へのこだわりが一つにはあるのかも知れません。弦を押さえた時の(?)キュッという音もリアルに再現されていて、ニクい限りです。
実際私がそうなのですが、音楽は好きだけど、今まではもっぱら聞く側であった、あるいは一時ギターに挑戦したが、挫折したというような人にはちょうどいいんではないかとは思います。
酒の肴に、通勤電車での束の間の癒しに、楽しい時間を提供してくれそうなアプリでした。